「会津ほまれ播州産山田錦仕込純米大吟醸酒」が世界一の日本酒に選ばれました。
ほまれ酒造(福島県喜多方市)の「会津ほまれ播州産山田錦仕込 純米大吟醸酒」が7月17日にロンドンで開催された世界最大規模のワイン品評会「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)」の日本酒部門の最優秀賞「チャンピオン・サケ」に選ばれました。
福島民報社 2015/7/18 掲載記事
ほまれ酒造が世界一 英国の品評会「IWC」風評払拭へ弾み
2011年3月11日に発生した東日本大震災の津波災害に伴い、東京電力福島原子力発電所の放射能汚染問題で深刻なる風評被害のダメージを受けている事から、風評被害を払拭する事を前提に、会津未来創造推進本部(私が立ち上げた組織)を中心に様々な活動をして参りました。特に観光には力を入れ、観光庁の久保成人長官や日本政府観光局の松山良一理事長には、直接会津へお越し頂き風評被害払拭の為にご尽力・ご協力を頂きました。
その様な活動を積極的に進めている中での「会津ほまれ播州産山田錦仕込 純米大吟醸酒」の「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)」最優秀賞受賞、世界一に選ばれた事は、大変嬉しいニュースであります。ほまれ酒造株式会社の関係者の皆様には、世界一を受賞されました事を心からお祝い・お慶び申し上げますと共に、これまでの厳しい環境の中でも諦めずに頑張って取り組まれた事に対しましても深く敬意を表する次第で御座います。
本年度の出品数は、純米酒、普通酒等の7部門に日本全国から過去最多の300の蔵元876の銘柄が審査を受けました。審査方法はラベルを見ない目隠しの投票方式で純粋に「味」のみの勝負です。「被災地の酒はいやだ」とか、逆に「被災地福島を応援しよう」といったバイアスなしにシンプルに「外国人が飲んで一番うまい酒」と世界に認められたのが「会津ほまれ播州産山田錦仕込大吟醸酒」であります。おめでとうございます。
科学的モニタリングを継続実施、その安全性をアピールしていますが、残念ながら消費者の不安を払拭できません。世界一の安全性のアピールとともに世界一の味もアピールし、引き続き風評被害の払拭に取り組んで参ります。